結論:5年越しのノートPCじゃ無理ですな

この一週間はXNAについて勉強しまくった。出た結論はXPプレインストールな5年前くらいのノートPCじゃあXNAでのPCゲーム開発は無理だということだ。
そもそもXNAの思想というのがプラットフォームに依存しないゲーム作り(マルチプラットフォーム対応)であり、その対象製品にはこのノートPCが入っていないのだ。


しかし諦めの悪い私は「ライブラリといえども所詮はソフトで構築されているクラスなんだからコードを駆使すればなんとかノートでも使えるのでは?」と思ってやってみた。一週間かかってなんとか動作するプログラムを書くことには成功したが・・・これは「書くこと」にだけ成功した代物でとても実践に使えるものではなかった。
まず動作が恐ろしく遅い。XNAの要求する描画処理はやはり相当にハードレベルがしっかりしていないと満足に動作しないのだ。DirectXの初期化処理においてこのXNAが実装している「Pixelシェーダ1.1必須」というのは、ライブラリが使えないという意味では無く、動作速度的・実践的を指してそういう実装としているのだと考えて間違いないのだろう。動作速度を落として実装する必要性はやっぱり無かったのである。


まあ一週間何も成果物を生み出せずに無駄にしたようにも思えるがXNAの動作原理と思想などは勉強できたので良しとするか。そのうちしっかりしたPC環境を持てたときにはまたXNAをやってみよう。


そういうわけで今日はXNAとVC#2005Expressをアンインストールしている。改めてVC#2008ExpressをインストールしなおしてManaged DirectXでのゲーム作りの方向でやってみようと思っている。2005はXNAのために入れていたようなものだったし2008のC#3.0はやっぱりおもしろいしね。