そしてデジタル化

さてそんな我が家にとうとうデジタル化の波が押し寄せてきてしまった。うちはケーブルテレビから電波供給されているのであるがこれはアナログ電波とデジタル電波が一本の線で送られてくる仕組みとなっている。そうなっているのはもうずいぶん前から私だけは知っていた。知ってて家族には黙っていた。家族は『ケーブル』と『デジタルテレビ』が別物だと信じていたのである。電子的な話になると必ず私に仕事が回ってくるのが嫌で、それでずーっと黙っていた。芸能レポーターたちが10000Mbpsくらいにグレードアップしそうで、想像するだけでたまらなくげんなりするからでもあるのだ。それでずっとデジタル化や大画面化を家族たちが望まないことをひそかに願っていたのである。悪い兄貴なのである。